自律神経失調症の症状と治しかた

自然療法

 

漢方薬療法は、人間が元々持っている自然治癒力を利用して、心と身体のバランスを整えていくというものです。実際の漢方薬療法では、それぞれの患者の症状や健康状態によって最適な薬が処方されることになるため、自身の体調に合った治療を行うことができるというメリットがあります。

 

漢方薬は、基本的に長期間にわたって服用を継続することで体の内部から徐々に症状を改善していくものなので、薬の即効性というものは期待できません。この漢方薬療法によって自律神経失調症の治療を行なう場合は、信頼できる医師や薬剤師とよく相談をした上で、長期的に治療に取り組むことが必要です。

 

一方、ヨガには交感神経や副交感神経を整えるポーズというものがあり、そのゆったりとしたヨガの動きを行うことで交感神経を活性化して自律神経を整える効果があると云われています。

 

それ以上に注目されていることは、ヨガというものが、自分自身と向き合い自分を見つめ直すことを目的としている点です。ヨガにおいては呼吸法も重要な位置を占めています。その深くゆっくりとした呼吸法によって、交感神経が刺激されると云われています。

 

アロマセラピーも、エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐことによって呼吸が安定し、自律神経を整える効果が期待できると云われています。例えば、朝にグレープフルーツの香りを嗅ぐと交換神経が刺激され、夜にラベンダーの香りを嗅ぐと副交感神経が活性化してリラックスできます。したがって、自分の症状に適したアロマオイルを使用することで、自律神経失調症の改善に役立てたいところです。